2022.9.15 話題のお風呂美容「完全浴」ってなに?

あまり聞き慣れないかもしれませんが、最近「完全浴」とういう言葉が話題のようです。この「完全浴」という言葉を提唱したのが、眠りとお風呂の専門家「小林麻利子」さん。
今回は、「完全浴」の美容効果についてお話ししていきましょう!
- 1.完全浴、オススメな理由と3つのルール
- =ルールその1 入浴はキャンドルの優しい光で
- =ルールその2 入浴中のスマホは見るだけに
- =ルールその3 入浴時間を決める
- 2.完全浴のためのスッキリレシピ
- =ぬるめのお湯に炭酸入浴剤を
- =首まで10分はつかるよう
- =リンパ節に圧をかける「完全浴」
- =浴室内で全身の水気を拭き取る
- 3.お風呂で整える心と体のダメージ!
完全浴、オススメな理由と3つのルール

24時間エアコン漬けの夏は、体が芯から冷ることにより血行不良になりやすいと言われています。夏はエアコンや入浴せずにシャワーのみで、冷たい飲食物など夏特有の生活環境が体を冷やすことにより血行不良に。
血行不良になると睡眠の質が下がり
- ●全身むくむ
- ●全身くすむ
体調不良にともない、お肌も夏バテ気味に。
ルールその1 入浴はキャンドルの優しい光で
通販で購入できる「ぷかぷかバスキャンドル」。その名の通り、バスタブに浮かぶアラマバスキャンドルです。
まずはお風呂の電気は消したままで、キャンドルに火をつけ湯船に浮かべ、アロマの香りを楽しみながらリラックスタイムを満喫。
キャンドルの優しい光は、目の刺激を和らげてくれる効果もありますが、お風呂の中にスマホを持ち込む時はブルーライト対策をすると更に効果が増すでしょう。
ルールその2 入浴中のスマホは見るだけに
「お風呂の中にスマホを持ち込む時はブルーライト対策を」と先ほどお話ししましたが、それだけでは完全浴とは言えません。
スマホが手元にないと不安になる、いわゆるスマホ依存症の人が増えていますが、完全浴を楽しむキーワードは「スマホは見るだけ」です。
人間の指先は非常に敏感なので、湯船につかりながら友達とSNSでやりとりなどすると、逆に脳が活性化されて折角のリラックスタイムが台無しに。
スマホ操作を最低限に抑えるために、映画や好きな音楽を聞きながら入浴するのがベスト。ちなみに、完全防水のスマホでも、防滴スマホケースは用意しておいたほうが良いでしょう。
ルールその3 入浴時間を決める
意外に難しいのが入浴時間を決めること。いわゆるルーティンワークには、予期せぬ様々な障害が立ちはだかります。
- ●友達とのつきあい
- ●突然の残業指令
- ●仕事後の飲みニケーション
- ●その他もろもろ
人間にとって「食事と睡眠」、この2つは心身ともに健康を保つためには重要なのは誰でも知っているとは思いますが、現代社会では適切な「睡眠」がとれている人は年々少なくなっていると言われています。
睡眠不足はお肌の天敵、その天敵を退治するためにも「完全浴」のルールその3は非常に重要なことなのです。
毎日の入浴時間を決め、その後1時間30分から2時間後に眠るサイクルを繰り返すことで、体の修復時間をしっかりと確保するようにしましょう。
完全浴のためのスッキリレシピ

先程から「完全浴」などと聞き慣れない言葉を使っていますが、難しく考える必要はありません。湯船につかるのが面倒な毎日シャワーの人でも、無理せずできるレシピを紹介します。
ぬるめのお湯に炭酸入浴剤を
ぬるめのお湯って何度?一般的には40度以下、個人的には39度が適温だと考えていますが、肌感覚で問題はありません。
ぬるま湯にクール系入浴剤(炭酸入浴剤)を入れることで、ひんやりなのに体はポカポカする不思議な感覚が味わえます。
これなら、暑い夏の季節でも、湯船につかることに抵抗は減るのではないでしょうか。
首まで10分はつかるように
間違いではありませんが、今までは半身浴の方が体には良いと言われてきました。しかし「完全浴」の場合は、ちょっと考え方が違ってきます。
- 1.息をはきながらゆっくり腰まで
- 2.息を吸ってから息をはきながら胸まで
- 3.さらに首までつかる
徐々に体が湯船につかっていくことで、副交感神経が刺激され末端の血流が促進されるそうです。10分位しっかり湯船につかることで、結果的にストレスホルモンが減少される好循環モードに突入。
リンパ節に圧をかける「完全浴」
リンパ節とは
- ●足首
- ●膝裏
- ●そけい部
などの総称です。
このリンパ節に圧をかけることで、リンパ液のの流れを促進することで、お肌に好影響を与えることができます。圧をかけるということはマッサージと同じような意味ですが、普段は疲れた時くらいしかやらない人が多数派ではないでしょうか。
※入浴時にリンパに圧をかける手順
- 1.両手を重ねる
- 2.体の重みで圧をかけ垂直に押す
- 3.同様にお腹にも圧をかける
- 4.脇は手のひら全体で
- 5.鎖骨は指先で押す
- 6.足首から上に向かって圧をかける
浴室内で全身の水気を拭き取る
お湯につかると皮膚の天然保湿因子が流出します。それって、デメリットなんじゃない?と思うかもしれませんがご安心を。
お湯につかることで、血流が促進され代謝も上がるので保湿効果が高まります。古い天然保湿因子が流出しても、あまり気にする必要はありません。
入浴剤でお湯と皮膚の塩分濃度の差を少なくすると、さらに保湿効果は高まるとも言われています。また、浴室内で体の水気をしっかり拭き取ることで、水分蒸発による冷えを防ぎ素早く潤い補給を行いましょう。
お風呂で整える心と体のダメージ!

お湯につかりリラックスすると
- 1.体に鎮静作用が働く
- 2.結果的に心が落ち着く
例えば香り。最初にご紹介したアラマバスキャンドルも「自分に合ったアロマの香りを楽しむ」、そんな意識を持つもとで驚くほど心が落ち着いてきます。
今回は「完全浴」とは?についてお話ししてきましたが、全てマニュアル通りにする必要はありません。
エステティックサロンgemでは、無料のカウンセリングも実施しております。自分のお肌の状態を把握して、自宅でケアする時にお役立て下さい!